後遺障害が認定されるメリット

1賠償額が大幅にアップします。

後遺障害が認定された場合には、「逸失利益」や「後遺障害慰謝料」を請求できますので、
受領できる賠償額が大幅にアップします。

後遺障害認定を受ける最大のメリットは、後遺障害等級が認定されるかどうかで受領できる賠償額に大きな差が出る事です。
交通事故被害に遭った際に受領できる損害には、「治療費」「休業損害」「傷害慰謝料」「入院雑費」など色々とありますが、「後遺障害慰謝料」と「逸失利益」だけは、後遺障害の等級が認定されたときにのみ支払われる損害です。

実際の例を挙げますと

後遺障害が認定されるかどうかで受領できる賠償金に大きな違いが。
このように、後遺障害の等級が認定されるかどうかで、受領できる賠償金の金額は大きく変わることになります。

2示談前に自賠責保険金が受領できます。

「被害者請求」によって後遺障害が認定された場合には、示談前にも関わらず自賠責保険金を受領することが可能になります。

示談をしない限り賠償金は受領できないのが原則です。
しかしながら、示談が成立するまでには時間がかかるケースもあり、その間の治療費や生活費に困ってしまう場合もあります。

そのような場合には、被害者請求で後遺障害申請を行います。
被害者請求で後遺障害申請をして、後遺障害等級の認定がされた場合には、示談前であっても自賠責保険金を受領することが可能です。
自賠責保険金は示談の際に既払金として総損害から控除されることになりますが、一番下位の14級でも75万円の自賠責保険金を受領することが可能になります。